花魁・誰袖の生涯!身請け事件など史実は?

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大河ドラマ「べらぼう」

横浜流星さん主演NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で福原遥さん演じる誰袖(たがそで)がついに登場し話題ですが、実在する花魁?身請け事件やその生涯とは?

花魁の花魁・誰袖(たがそで)は身請け事件など生涯の史実をご紹介します。

べらぼうで福原遥演じる花魁・誰袖とは?過去に「かをり」の名で登場!

大河ドラマ「べらぼう」とは?

NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は、江戸時代中期から後期を舞台に、日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き 時にお上に目を付けられても面白さを追求し続けた人物 “蔦重”こと蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)の波乱万丈の生涯を描いた笑いと涙と謎に満ちた“痛快”エンターテインメントドラマ。

人気実力派俳優の横浜流星さんが主演を務めています。

5月4日放送の第17回からは新たな登場人物が続々と登場!

蔦重(横浜流星)は青本など10冊もの新作を一挙に刊行し、耕書堂の認知度は急上昇する。そんな中、うつせみ(小野花梨)と足抜けした新之助(井之脇 海)と再会し、話の中で、子どもが読み書きを覚えるための往来物と呼ばれる手習い本に目を付ける。一方、意次(渡辺 謙)は、相良城が落成し、視察のため三浦(原田泰造)と共にお国入りする。繁栄する城下町を見て、ある考えを思いつく。

引用元:公式サイト

べらぼうで福原遥演じる花魁・誰袖とは?過去に「かをり」の名で登場!

その中の一人で、予告映像にも登場していたのが、今回ご紹介する福原遥さん演じる花魁の誰袖(たがそで)ですね!

“疑惑の金”で身請けされた、蔦重を慕う当代一の花魁(おいらん)
吉原の新興勢力・大文字屋の女郎。禿(かむろ)上がりの振袖新造(ふりそでしんぞう)の時には「かをり」と名乗り、蔦屋重三郎(横浜流星)に一方的な恋心を抱いていたが、その想(おも)いはやがて…。そして成長し、吉原を代表する花魁となる。
その後、老中・田沼意次(渡辺 謙)の“懐刀”ともいえる勘定組頭を務めていた幕臣・土山宗次郎に莫大な金額で身請けされ、江戸中にその名を広めることとなる。しかし、その金の出どころについてある疑惑が生まれ、やがて吉原と江戸幕府、そして蔦重と誰袖の人生を揺るがす大事件へと発展していく…。

引用元:公式サイト

福原遥さん演じる花魁の誰袖ですが、実は過去にも「かをり」という名前で少し登場していたんですよね。

大文字屋(伊藤淳史)の振袖新造(ふりそでしんぞう)いわゆる女郎見習いの「かをり」は稲垣来泉さんが演じていました。

蔦重に一方的に好意を抱いてあの少女が、いつの間にかこんなに成長していたんですね(;^_^A

成長後も蔦重への思いは変わらないようで、蔦重のことをおそらく振り回すような役どころになるのではないでしょうか?

そんな誰袖(たがそで)ですが、公式の人物紹介に書かれているように、のちに幕府の勘定方の重臣に身請けされることになるのです。

身請けするのは、土山宗次郎(つちやまそうじろう)で演じるのは栁俊太郎さん!

土山宗次郎の身請けの際の金の出所が、大騒動になっていくようですが・・・

ここで気になる花魁・誰袖について史実でも存在していたのか?以降でご紹介したいと思います。

花魁・誰袖は実在?蔦重が好きだったのは実話?

花魁・誰袖は実在?

花魁・誰袖は実在してた?

誰袖は、史実でも存在していた花魁です。

吉原の案内本「吉原細見』などにもその名前は書かれており、吉原の大文字屋市兵衛(伊藤淳史)の妓楼で、最高位の「呼び出しの花魁」になった女性。

その美しい姿は山東京伝こと画家の北尾政演(古川雄大)も浮世絵に描いたほど。

「誰袖(たがそで)」という名前は、古今和歌集の和歌が由来とも言われていますね。

色よりも  香こそあはれと  思ほゆれ 誰が袖ふれし  宿の梅ぞも

梅の花は香りが魅力的。その残り香は誰の袖にあるものか。

立ち去った後の残り香から奥ゆかしい女性を連想させるような言葉ですが、劇中の誰袖はあまり奥ゆかしい感じではなさそうです(;^_^A

実際の「誰袖」が奥ゆかしかったかどうか定かではありませんが、人気の花魁になったということは女性としてかなり魅力的だったのだと思います。

誰袖が蔦重を好きなのは実話?

ドラマでは少女時代から蔦重が大好きだった「かをり」こと「誰袖」。

2人の関係が気になるところですよね。

史実の誰袖が蔦重とかかわりがあったかは調べてみたところ、男女の関係にあったかなどは分かりませんでした。

おそらく「べらぼう」で誰袖が蔦重に好意を抱いているのは、ドラマオリジナルの展開なのでしょう。

誰袖の生涯とは?身請け事件など史実は?

そんな誰袖が劇中で身請けされることは先ほどご紹介しましたが、史実でも幕臣の土山宗次郎に身請けされたとされています。

その金額は1200両で、現在の価値で6000万円~1億円ほどと言われていますね。

五代目瀬川と鳥山検校の身請け額には及ばないものの、かなりの金額だったようです。

ここで土山宗次郎についても少しご紹介しておきます。

田沼意次(渡辺謙)の側近であり、勘定組頭を務めた有能な幕臣です。

蝦夷地(今の北海道)について詳しく、蝦夷地の調査・開発を田沼に進言したのも土山でした。

一方で、文化人らと交友しており、大田南畝(桐谷健太)や蔦屋重三郎とも大いに交流を持ち、狂歌に明け暮れていたとも言われています。

狂歌とは五七五七七の和歌から、季語などの制約をとった当時大変流行した歌遊びのこと。

吉原に出入りする中で、誰袖をみそめて身請けをすることにしたのです。

土山の身請けは当時大いに話題になりましたが、誰袖との生活は長くは続きませんでした。

将軍・徳川家治(眞島秀和)が亡くなったことで、天明6年(1786)8月、老中の田沼意次が失脚。

勘定組頭だった宗次郎は翌年(1787年)12月5日には斬首されてしまうのです。

その理由は500両の横領で、その金から誰袖を身請けしたのではと疑惑を持たれてしまったから。

さらに遊女を身請けしたこともけしからんという考えもあったようです。

しかしこれは表向きな理由で、真の罪状は蝦夷地見分を主導した張本人と見られたからでは?

田沼意次失脚後に老中となった松平定信は、蝦夷地開発を取りやめており、見せしめのために厳しい処罰をしたのではとも考えられています。

こうして、身請けをされた誰袖ですが土山と一緒に過ごした期間はほんの数年でした。

その後の誰袖がどうなったかは不明です。

「べらぼう」ではすでに小芝風花さん演じる花魁の瀬川が身請け後に離縁となり、吉原を離れるという悲しい展開となりました。

福原遥さん演じる誰袖にも悲しい末路が待っているようで、涙なしでは見られないかもしれませんね(´;ω;`)ウゥゥ

べらぼうで誰袖役のキャスト女優は福原遥!

ここで花魁・誰袖を演じる福原遥さんについても少しご紹介します!

福原 遥Fukuhara Haruka
生年月日1998年8月28日

出身地埼玉県

身長160cm

血液型A

趣味ダンス特技料理

引用元:公式サイト

女優の福原遥さんは現在26歳です。

小学 1年生から子役として活動をスタート!

2012年「 第 20 回ピチモオーディション 」で約 9000 人の中からグランプリを受賞し、ファッション誌の専属モデルとして活躍。

2009年から2013年まで放送されたNHK子ども向け料理番組 「クッキンアイドル!アイ!マイ!まいん! 」に出演 し、まいんちゃんの愛称で親しまれていますね。

朝ドラ連続テレビ小説 「 舞いあがれ!」ではヒロインを演じ、「 正直不動産 」シリーズにもレギュラー出演。

映画では、2023年「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」で主演を務めており、近年の連ドラでは「マル秘の密子さん」で主演を務めていましたね。

まとめ

今回は「べらぼう」で福原遥さん演じる花魁・誰袖について紹介しました。

吉原の人気花魁で、のちに幕臣・土山宗次郎に高額で身請けされることになる誰袖!

しかしその生活も長くは続かず、土山の横領疑惑が浮上し斬首されてしまうのです。

その後の誰袖がどうなったかは分かっていません。

そんな謎めいた花魁・誰袖を福原遥さんがどう演じるのか?楽しみにしたいと思います。

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