朝ドラ「あんぱん」に登場した東京にいる「ガード下の女王」こと薪鉄子(まきてつこ)は戸田恵子さんが演じていることが話題ですが実在モデルとは?
高知県出身の代議士のガード下の女王・薪鉄子の実在モデルについてまとめていきます。
ガード下の女王・薪鉄子とは?あんぱんに登場の高知県出身の代議士!
ガード下の女王・薪鉄子とは?あんぱんに登場の高知県出身の代議士!
高知新報に入社したのぶ、そして遅れて入社したたかしは、月刊誌『月刊くじら』の編集部に。
そして編集部の4人と一緒に東京に取材に行くことになります。
高知新報のキャスト紹介は以下の記事でご紹介しています。
そして東京に行き、『ガード下の女王』と呼ばれる女性代議士に取材をするために探すことに。
そのガード下の女王が戸田恵子さん演じる薪鉄子です。
高知出身の代議士。のぶ以上のスピード感で進んでいくハチキン(土佐ことばで、快活な女性)であり、「弱い立場の者に手を差し伸べる」という強い信念がある。後にのぶの人生に大きな影響を与えていくことになる。
引用元:公式サイト
“アンパンマン声優”戸田恵子、
朝ドラ『あんぱん』出演決定!🔻満を持しての登場
「天国のやなせ先生にも喜んでいただけるよう」https://t.co/KfEGot5yFIのぶが高知新報時代に出会う代議士・薪鉄子役。ハチキン(高知弁で”快活な女性”の意)で「鉄火のマキちゃん」を彷彿とさせる名前だ。 pic.twitter.com/L4tRpE4imu
— ORICON NEWS【アニメ】 (@oricon_anime_) June 20, 2025
薪鉄子を探しているのぶたちですが、なかなか見つからない・・・という展開です。
東京に到着したのぶ(今田美桜)たちは、さっそく聞き込みを始めるが『ガード下の女王』はなかなか見つからない。みんなで屋台のおでんで腹を満たしたが、嵩(北村匠海)は不意に腹を押さえてその場にうずくまってしまう。すると、東海林(津田健次郎)と岩清水(倉悠貴)も腹を押さえて…!慌てるのぶにとある女性が声をかけてくる。
引用元:引用サイト
薪鉄子の今後のネタバレが実在モデルのヒント?【閲覧注意】
そんなガード下の女王こと薪鉄子のモデルは実在するのか?話題になっています。
そこでまずは薪鉄子の今後の判明しているネタバレをご紹介します。
今後の重要なネタバレをご紹介するので、知りたくない人は閲覧注意です。
無事に薪鉄子に会うことができたのぶは、高知に戻ってきます。
そして、なんと高知新報になんと薪鉄子から連絡が入ります!
鉄子(戸田恵子)からの電話に出た東海林(津田健次郎)は、ひとり考え込んでいた。鉄子がそんなに怒っていたのかと、慌てて謝罪するのぶ。すると、東海林から意外な返答が。その夜、嵩(北村匠海)たちと屋台で酒を飲んでいた東海林は、鉄子がのぶを引き抜こうとしていることを打ち明け、どうしたものかと考えあぐねる。同じころ、のぶもメイコ(原菜乃華)に鉄子の話をしていた。
引用元:公式サイト
なんとのぶに引き抜きの話で電話をしてきた鉄子。
なんと代議士の鉄子の秘書にスカウトをされたんです。
やっと記者として働き始めたばかりののぶは、一体どんな選択をするのでしょうか?
のぶを秘書にスカウトした女性代議士と言うのも、ヒントになる気がします。
以降でモデルの史実などから薪鉄子が実在するのか?考察予想していきます。
ガード下の女王・薪鉄子のモデルは実在の高知出身の代議士?
まずは、高知出身の女性代議士と言うことから、予想していきます。
民権ばあさん:楠瀬喜多
女性参政権を求め「民権ばあさん」と言われた楠瀬喜多さんは高知県出身です。
土佐藩士だった夫と死別した楠瀬喜多さんは戸主だったことから地元の選挙に出向きました。
ところが選挙権がないと断られたそうです。
楠瀬さんは「男性の戸主と同じく税金を納めているのに、女性というだけで選挙に参加できないのはおかしい」と県に訴えたそうです。
当たり前の主張ですが、女性の立場、地位が低くかった当時としては珍しいことだったようです。
このように、女性の立場から女性の参政権の必要性を訴えた最初の人物が、楠瀬喜多さんでした。
東京や大阪の新聞で紹介される!
この主張をした楠瀬さんについて当時、東京や大阪の新聞で紹介されました。
このことをきっかけとして、明治13年(1880)に高知市上町町議会は日本で初めて女性の選挙権・被選挙権を認め、小高坂村がそれに続いています。
代議士ではなく女性運動家なので少し違いますが、当時新聞などで話題になった女性と言うことで、候補になるのでは?と思いました。
朝ドラ「らんまん」では島崎和香子さんが演じ話題になりました。
#島崎和歌子#連続テレビ小説『#らんまん』
第4週 4/24(月)〜
自由民権運動を支援する女性、楠野喜江役として出演させていただきます。
通称 #民権ばあさん
皆様ぜひご覧ください‼️#朝ドラらんまん pic.twitter.com/7iVp3P6oEr— ゴールデンミュージックプロモーション公式 (@golden_music77) April 23, 2023
薪鉄子はモデルは小松暢が秘書になった代議士?
モデルは小松暢は代議士の秘書になった!
朝ドラ「あんぱん」のヒロインのぶのモデルはやなせたかしさんの妻・小松暢さんですが、やなせたかしさんと暢さんは、ドラマと同様に高知新聞社で出会います。
ドラマでは幼馴染で再会した設定ですが、2人の初めての出会いは高知新聞社でした。
以下の記事では、高知新聞についてご紹介しています。
高知新報のモデルは高知新聞社!小松暢とやなせたかしが出会った職場
ここで2人は同僚だった2人は恋愛関係になったのですが、小松暢さんは、とある代議士の秘書になるからと、高知新聞社を退職して、上京してしまうのでした。
薪鉄子はモデルは?小松が秘書になった代議士?
薪鉄子はモデルは?小松暢が秘書になった
小松暢さんが秘書になった代議士が日本社会党の佐竹晴記さんです。
引用元:引用サイト
女性ではないので完全なモデルではないかもしれませんが、速記の腕を買われて秘書になったとのことなので、代議士にスカウトされて状況するドラマのネタバレは史実通りなんですね。
ちなみに佐竹晴記さんは小松暢さんのかつての上司だったこと。
ただ、その代議士を女性で「ガード下の女王」としたのは、ドラマオリジナルだと思われます。
佐竹晴記とは?高知県出身
佐竹晴記さんは高知県出身です。
これも、薪鉄子の条件とあいますね。
高知県高岡郡窪川町(現在の四万十町)に生まれた佐竹晴記さんは、窪川郵便局員、大連航路汽船の三等油差しなどに従事す。
その後上京し中央大学法科で学んで弁護士試験に合格し、24歳で弁護士として東京で開業した超優秀な弁護士さんさんでした。
その後、1929年(昭和4年)に高知市会議員に当選した佐竹晴記さんは以降、議員として活動。
1936年(昭和11年)には衆議院議員総選挙で初当選を果たし、以降、代議士として活動。
第二次世界大戦後には日本社会党に所属して1947年(昭和22年)の片山内閣では司法政務次官を務めていました。
性別は違いますが、モデルとして参考にした史実だと思われます。
薪鉄子は鉄火のマキちゃんがモデル?
戸田恵子さん演じる代議士の薪鉄子が登場することが判明すると、SNSではモデルはあの人では!と話題に。
朝ドラ「あんぱん」アンパンマン戸田恵子、第75回(7月11日)登場へ!
→足元だけの登場も大反響
→SNSに「完全に鉄火のマキちゃん」の声
詳しくはこちら→https://t.co/ZKHLSggCi4#朝ドラあんぱん #あんぱん #アンパンマン— イザ!編集部 (@iza_edit) July 9, 2025
戸田恵子さんと言えば、崇のモデルとなっているやなせたかしさんのあまりにも有名なアニメ「アンパンマン」の主人公・アンパンマン役の声優さんです。
そして役名が薪鉄子ということで、薪鉄子=「アンパンマン」のキャラクター・鉄火のマキちゃん?と話題に。
満を持して戸田恵子さんが登場🙌
役名は薪鉄子で「困っている人を助けずにはいられない」まさに「てっかのマキちゃん」のことでしょう!
やなせ先生が好きだったキャラクターをアンパンマン声優の戸田恵子さんが演じられるのですね( •̥-•̥ )#朝ドラあんぱん#戸田恵子 pic.twitter.com/0unv6rgbcw
— プルーン (@goemon345) July 9, 2025
もともと、あんぱんの脚本家の中園ミホさんは登場するキャラクターの多くが、あんぱんまんのキャラクターがモデルであることを取材で語っていました。
たとえばヒロイン・のぶはドキンちゃん。のぶの母親は名前からして、バタコさんですよん。
現在は登場していませんが、阿部サダヲが演じるジャムおじさんもいました。
朝ドラ『あんぱん』出演 阿部サダヲ、草吉役のためパン作りを基礎から練習!https://t.co/BDe3X0VIGG#朝ドラあんぱん #阿部サダヲ@asadora_nhk pic.twitter.com/HD0TWob5N9
— RBB TODAY (@RBBTODAY) May 29, 2025
鉄火のマキちゃんは人気キャラクターで「困った人をほおっておけない」というキャラ設定は、まさに薪鉄子の人物紹介と合致していると思われます。
そういう意味では、モデルの1人が鉄火のマキちゃんだと思われます。
ガード下の女王に東京出張で出会ったのは実話?
ガード下の女王に東京出張で出会ったのは実話?
ドラマでは、崇とのぶが、仕事で東京出張に行き、ガード下の女王に出会いました。
やなせたかしさん、暢さんの史実通りの出来事なのでしょうか?
実は、東京出張に行ったのは、史実通りの実話なんです。
しかし、東京出張に行った時に、2人がガード下の女王を探したり、取材したという事実は見つかりませんでした。
おそらくドラマオリジナルだと思われます。
やなせたかしと暢の出張は史実通りで結ばれるきっかけだった?
先ほどもご紹介しましたが、やなせたかしさんと暢さんの東京への出張は史実通りです。
ドラマもうまい具合に実話とオリジナルを混ぜている気がします。
月刊くじらのモデルとなる「月刊高知」(1946年7月25日創刊)という雑誌の立ち上げにかかわることになったやなせたかしさん。
編集部員はやなせさんを入れて4人だけでした。そしてその中の1人が小松暢さんです。
メンバーは他に、編集長の青山茂さん、当時22歳だった若き編集部員の品原淳次郎さんがいらっしゃいました。
この2人はおそらく東海林と岩清水のモデルに当たると思われます。
東海林のモデルについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。
東海林明のモデルは青山茂で実在?津田健次郎は高知新聞の編集長?
そして4人のメンバーで東京に取材旅行に行きました。
高知県出身の国会議員や作家に会ったり、東京の盛り場を取材したりしていたようです。
そんな中、4人で一緒に東京でおでんを食べた後、暢さん以外がヒドイ食中毒で苦しむことになります。
暢さんは男性陣にたまたま痛んでいた竹輪やつみれなど、貴重な食材を食べさせてあげて、自分は食べていなかったことから、無事だったのでした。
暢さんは、寝ないで3人の看病をしたそうです。
その後、たかしさんだけ、早めに回復したことから、暢さんとたかしさんが2人で取材をしたことがきかっけで、2人の関係は深まり「やなせたんの赤ちゃんが生みたい」と言った暢さん。
元々、暢さんのことが気になっていたやなせたかしさんは、暢さんを抱きしめたそうです。
ということで、なんと東京出張がきっかけで、2人はくっついた?という史実でした。
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