BSで再放送中のNHK連続テレビ小説「チョッちゃん」は古村比呂さんが演じるヒロイン北山蝶子の娘の岩崎加津子(いわさき・かつこ)のモデルは誰でしょうか?
朝ドラ「チョッちゃん」の長女の「かっちゃん」こと加津子のモデルは黒柳徹子さんなのか?ご紹介します。史実との違いについてもまとめました!
ヒロインのモデルは黒柳朝で黒柳徹子の母親!
チョッちゃんは初見なので録画して夜に観ます。1987年って昭和ですね。 pic.twitter.com/IU92oDUfz6
— ねこやまだ (@msao211) March 23, 2025
朝ドラ「チョッちゃん」とは?
NHK連続テレビ小説「チョッちゃん」は1987年4月6日から10月3日まで、全156話放送された第38作目の朝ドラです。
黒柳徹子さんの母親、黒柳朝さんの自伝『チョッちゃんが行くわよ』を原作とした作品。
『窓ぎわのトットちゃん』を読んで思うのは、校長先生の教育方針の素晴らしさもさることながらママもトットちゃんの良き理解者だということ。
トットちゃんとトモエ学園を引き合わせたママの功績は大きい。そんな素晴らしいママの自叙伝『チョッちゃんが行くわよ』。… pic.twitter.com/vKVUv9BYNP
— まわりみち文庫 (@mawarimichi2020) November 3, 2023
黒柳徹子さんもゲスト出演され話題になりました。
初回視聴率は36.8%、平均視聴率は38.0%、最高視聴率は46.7%という高視聴率をマークしています。
北海道・滝川の大自然で自由に育った少女が、やがて音楽の道を志し、昭和の激動期を天真爛漫に乗り越えていく。黒柳徹子さんの母の半生がモチーフ。
引用元 公式サイト
脚本は金子成人さん、語りは西田敏行さんです。
主人公の北山蝶子役を古村比呂さん、夫になる岩崎要役を世良公則さんが演じ、ほかにも由紀さおりさん、佐藤慶さん、杉本哲太さん、役所広司さんなどがご出演されました。
2002年に再放送され、今回は2度目の再放送。
2025年3月24日から、NHK BSとNHK BSプレミアム4Kで放送されています。
ヒロインのモデルは黒柳朝で黒柳徹子の母親!
朝ドラ「チョッちゃん」ヒロイン蝶子のモデルは黒柳朝(くろやなぎ ちょう)さん。
チョッちゃんから
チョッちゃんへ
黒柳朝「とってもいいんでないかい」 pic.twitter.com/Al6v56jZzD
— 稔 (@minoru12) May 21, 2025
黒柳徹子さんの実母です。
黒柳朝さんは1910年北海道滝川で、開業医の家に生まれました。
黒柳朝さんは母親がミッションスクール宮城女学校に再入学されたとき、一緒に仙台に転居され、仙台の小学校に入学。
2年後に北海道に戻り、1923年に岩見沢高等女学校に進学され、4年間の寄宿舎生活を送られています。
音楽教師に勧められ、現在の東京音楽大学の声楽科に入学され、演奏会を通じて知り合った、主席ヴァイオリン奏者の黒柳守綱さんとご結婚されました。
お二人には長女、長男、次男、次女が誕生しましたが、長男は幼くして病死しています。
戦争で青森に疎開した黒柳朝さんは、果物や野菜の行商で生計を立てます。
終戦後に東京でも行商を続けられました。
1949年に夫が帰還され、東京交響楽団のコンサートマスターに就任。
その後も黒柳朝さんは行商を続けます。
長女、黒柳徹子さんの著書『窓ぎわのトットちゃん』がベストセラーになったことから、1982年から「主婦と生活」で自伝エッセイ『チョッちゃんが行くわよ』を連載。
この作品もベストセラーとなり、朝ドラに起用されました。
黒柳朝さんは2006年、心不全により96歳でお亡くなりになっています。
チョッちゃんの娘は加津子のモデルは黒柳徹子!
チョッちゃんが長女・岩崎加津子を出産!
先ほどももご紹介しましたが、朝ドラ「チョッちゃん」ヒロイン、北山蝶子のモデルは、黒柳徹子さんの母親、黒柳朝さんです。
「チョッちゃん」では古村比呂さんが演じました。
図書館でええ本借りました〜
(・∀・)✨️
古村比呂さん可愛い❗❗#チョッちゃん pic.twitter.com/nTNvd912ca— 粟田律 (@HixcMWeUVBN4igh) May 29, 2025
そして朝ドラ「チョッちゃん」で待望の蝶子は長女・岩崎加津子(いわさきかつこ)を出産します。
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ついに出産の日を迎え、病院で無事に長女を生んだ蝶子(古村比呂)。彦坂頼介(杉本哲太)や神谷(役所広司)が見舞いに訪れ、安産を祝う。一方、要(世良公則)は泰輔(前田吟)や連平(春風亭小朝)とともに、娘をなんと命名すべきか頭を悩ませていた。やがて蝶子も退院し、長女の名前も「加津子」と決まる。蝶子が無事出産を終えたとの報せを受けた滝川の父・俊道(佐藤慶)と母・みさ(由紀さおり)は…
引用元:公式サイト
しかも安産でした♪
加津子が誕生した後、アパートから一軒家に引っ越すことになる岩崎家。チョッちゃんは、また新しい出会いをすることになります。
チョッちゃんの娘は加津子のモデルは黒柳徹子!
加津子のモデルはもちろん黒柳徹子さんです。
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🌹6月29日(日)まで pic.twitter.com/MAIETA2mbE
— そごう美術館 (@sogomuseum) June 9, 2025
黒柳徹子さんは現在91歳。「徹子の部屋」など現役でご活躍されています。
1933年にヴァイオリニストの黒柳守綱さんと、黒柳朝さんの長女として東京で生まれました。
幼少期は問題児とされ、小学校を1年生のときに退学し、トモエ学園で小学校時代を過ごします。
1945年の東京大空襲をきっかけに青森に疎開。東京に戻り、のちに現在の東京音楽大学声楽科を卒業されました。
目指していたオペラ歌手にはなれないとわかり、NHK放送劇団の俳優募集の広告に応募。
いろんなミスを重ねながらも(^^;)、6000人のなかから13人のひとりとして合格されました。
テレビ女優第1号としてデビューした黒柳徹子さん。ラジオドラマ史上初めて大人の女性が子供の声を演じた番組で主役を演じます。
人気者になり、多くのレギュラー番組を抱えるようになります。
1961年に女優として本格的に学ぶためNHKを退社。ニューヨークへの留学中の1976年、のちの「徹子の部屋」となる番組のオファーがあり帰国。
司会業をされながら、舞台女優としてもご活躍されました。
1976年から伝説の音楽番組「ザ・ベストテン」がスタート。久米宏さんとの軽快な視界が番組を盛り上げました。
その後も多くの番組で司会などをされ、マルチタレントとしてご活躍。
1984年からユニセフ親善大使に就任されています。
その後も現在に至るまで、休むことなく第一線でご活躍されています。
「かっちゃん」こと加津子と黒柳徹子の違いとは?
朝ドラ「チョッちゃん」蝶子の長女「加津子」と、モデルである黒柳徹子さんを比較してみました。
生まれ年は同じ
生まれ年がおそらく同じです。黒柳徹子さんは1933年生まれで、蝶子は1933年のときに妊娠8か月だったので、同じだと思います。
きょうだいの人数が違う
加津子は2人きょうだいですが、黒柳徹子さんは4人きょうだい(長男は幼い時に病死)なので、ここは違いますね。
命名についての相違
黒柳徹子さんのご両親は、男の子が生まれると思い込んでいて(^^;)、「徹」という名前を考えていましたが、女の子だったので「徹子」としたそうです。
「チョッちゃん」では女の子が生まれてから名前が付けられました。
杉山学園のモデルはトモエ学園?
朝ドラ「チョッちゃん」で加津子は面接をして杉山学園に入学します。
黒柳徹子さんは同じようなトモエ学園に入学されました。
以降でトモエ学園についてご紹介します。
トモエ学園とは
トモエ学園は1937年、東京自由が丘に開校しました。
この学校は他校で断られてしまった、差別を受けた子や小児麻痺の子など、事情を抱えた子どもが多く通っていました。
どんな子どもも、すばらしい才能をもっている
そういった信念を持った音楽教師、小林宗作さんがこの学校をつくり、校長になられました。
教育方針は、子どもの個性や夢を大切にすることです。
校舎もユニークで、電車の車両を使っていました。
子どもたちが自分で学ぶ順番を決めるなど、教育方法もとても斬新です。
黒柳徹子さんは落ち着きがない、という理由で1年生のときに小学校を退学させられ、このトモエ学園に入学。
4年間をここで過ごしました。
どのように落ち着きがなかったのか?というと、こんなエピソードがあります。
小学校にチンドン屋さんを呼び込む
上に開く机のふたを面白がって、何度も開け閉めする
つばめが巣をつくってるのを見て、授業中に窓から乗り出し「何してるの?」と何度も燕に聞く
学校から呼び出された母親の黒柳朝さん。
本当におたくのお嬢さんには困っている
そう言われ、学校をやめることにしたそうです。
このとき6歳だった黒柳徹子さん。小林先生から「何でも話してごらん」と言われ、4時間くらい話したこともあったとか。
ユニークな教育方針のトモエ学園では、みんなで3時間くらい散歩をしたり、お寺に行ったり、船に乗ったり、畑でおしべやめしべを学んだり・・・。
そういう授業がとても楽しかった、と黒柳徹子さんは語っておられました。
黒柳徹子さんの心の奥にあった寂しさや疎外感は、こののびのびとした学校での生活が変えていきます。
黒柳朝さんは、子どもの気持ちがよくわかる母親で、退学になったとは言わず「違う学校に行きましょう」と言いました。
そのとき黒柳徹子さんは「チンドン屋さん来るかな?」と無邪気に聞いたとか(笑)
黒柳徹子さんが小学校を退学になったことは、徹子さんが20歳になったとき、教えたそうです。
黒柳徹子さんのコメント
校長の小林宗作先生が、当時どんな思いで子どもたちと向き合ってきたのか、私がいまも大切にしている言葉や思い出とともに、できる限り皆さんにも伝わればいいなと思っています。
先生は、いつどこで私に会っても、「君は本当はいい子なんだよ」ってずっと言い続けてくださいました。どんな時代となっても、すべての子どもたちが取り残されない、一人一人の良い所を見い出してあげる、そんな世界であってほしいと思います。
引用元 新プロジェクトX
まとめ
アンコール放送されているNHK連続テレビ小説「チョッちゃん」。
黒柳徹子さんの母親、黒柳朝さんの自伝エッセイをもとに、古村比呂さんがヒロインを演じた、1987年に放送された朝ドラです。
ヒロイン蝶子は長女の加津子を出産。モデルは黒柳朝さんの長女、黒柳徹子さんです。
加津子は杉山学園に入学しますが、黒柳徹子さんはとてもユニークなトモエ学園に入学されています。
小学1年せいのとき、落ち着きがないことから小学校を退学し、トモエ学園にやってきました。
子どもの気持ちを尊重するトモエ学園では、決まりきったような授業方針ではなく、子どもの能力を引き延ばすような授業です。
黒柳徹子さんはトモエ学園で楽しい日々を過ごし、豊かな心を育まれました。
ホント、教育って大事ですよね。
ということで、朝ドラ「チョッちゃん」チョッちゃんの娘、加津子のモデルは黒柳徹子さんです!
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